中綴じとは

印刷物を中央部分で表紙ごと2ヶ所針金(ステッチ)で綴じる手法です。針金を使用する場合、「針金綴じ」と呼ばれることもあります。
費用が安価かつ、ページ数が多すぎない場合に多く用いられる綴じ方で、週刊誌・フリーペーパーなどで見られます。 
当社の場合、最大〇ページまで中綴じでの対応が可能です。

よく中綴じが使われる冊子の種類

情報誌・週刊誌・雑誌
パンフレット・企画書・商品ガイドブック
社内報・広報誌 など。

無線綴じと比較したメリット

コストが抑えられる

シンプルな加工のため、費用を抑えて製本をすることができます。
また、納期も無線綴じに比べると短納期で加工が可能です。

少ページから製本できる

最小8ページから製本することができるので、少ない情報量でも冊子を作成できます。
表紙(表1・2・3・4)を除き、本文のページ数を最小8ページ用意すれば製本できるのです。

本を根元まで開くことができる

無線綴じのEVA加工と比べると、本の根元から開くことができるので、
デザインレイアウトに自由が利きます。

無線綴じと比較したデメリット

4ページ単位でしか製本できない

中綴じは、4ページ単位でしか製本できないため、ページ構成に注意が必要です。
つまり、4の倍数でしかページを追加できないため、8ページに収まりきらず追加したい場合には4ページ情報を足して12ページにする必要があります。

 ページ数が多いほど、ページ幅のズレが大きくなる

中綴じ加工では、丁合した紙を重ねて綴じるので、真ん中のページに近づくにつれ、内側に飛び出します。飛び出した分は、最後に仕上がりサイズになるよう裁断します。 つまり、内側のページになるにつれ、ページの幅が短くなってしまうデメリットがあります。

食品・教育・介護関連では中綴じ製本禁止の場合がある

食品メーカー・飲食店や病院などでは、現場に針金などの金属混入防止のために、中綴じ製本は禁止とされています。 また、幼稚園や介護施設などでも、中綴じ製本で多く用いられる針金でのケガ防止のために、中綴じ製本は禁止しているケースがあります。