天のりとは

天糊製本とは、単票の冊子や複写式の伝票などで使用される製本加工です。
印刷物の上(天)を糊で綴じているため、天のりと呼ばれています。

20枚入り便箋を作成する際には、印刷した便箋20枚に、表紙と裏表紙を付けて1冊分です。
これらを数十冊分重ね、背になる部分にのりを付けして製本加工します。
接着糊を均一に塗り、自然乾燥後に数冊分まとまっている中から、1冊分をナイフで切り出します。
必要に応じて、この工程の後にマーブル巻き・クロス巻きをします。
これを自然乾燥させた後、表紙と裏表紙の間、つまり 1冊 分だけをナイフを使って剥がし、マーブル巻きやクロス巻きします。
上質なものの場合、糊を塗った背に薄い紙を貼り付け、印刷物がバラバラにならない工夫をすることもあります。

天のりがよく用いられる製品

申込書・注文書・伝票・便箋 など。